
今回レビューするのは、「新・絶対的美少女、お貸しします。」ACT.119。
このシリーズの醍醐味といえば、**「素人の部屋でAVが始まる」**というシチュエーションのリアルさ。
そして何より、主演の瀧本雫葉がその空間を最大限に活かしてくれるからこそ、シンプルな構成でも“抜ける”作品に仕上がっているのが特徴です。
冒頭、スタッフとともに一軒のアパートを訪れる瀧本。
ドアが開き、そこに待っていたのはやや緊張気味の素人男性。
部屋の中にカメラが入る瞬間の“本当に撮ってる感”が、すでにゾクゾクするポイントです。
舞台装置が「普通の人の部屋」というだけで、
AVであることを忘れてしまうような没入感があります。
緊張した空気の中、
「よろしくお願いします」と微笑む瀧本の柔らかさが印象的。
ここで一気に“空気がほぐれていく”のが分かります。
「AV女優」ではなく、「プライベートで来た雫葉ちゃん」そのもの──
そう錯覚するような自然体の振る舞いに、
見ているこちらまで照れてしまいそうになります。
この自然体プレイに色気が加わるのが、手コキ・乳首責め・フェラのシーン。
ここで瀧本雫葉が持つ**“静かなエロス”**の真価が一気に現れます。
ベッドインしてからのパートでは、
瀧本雫葉が主導権を持ちつつも「攻めすぎない」絶妙なテンションをキープ。
こうしたプレイのテンポが、素人男性の戸惑いと興奮をそのまま引き出す構成になっています。
また、カメラの動きが過剰じゃないのもポイント。
これらのカットが「視聴者=自分がそこにいる」感覚を生み出し、
より一層、没入して抜けるエロスに仕上がっています。
この作品、実は“音”にも注目してほしい。
これが本当にリアルで、イヤホン越しに鳥肌が立つレベルです。
喘ぎが誇張されていないぶん、
本当に耳元で囁かれているような没入感があり、
聴覚的にも抜きどころが詰まっている印象。
このシリーズの肝でもある「素人男優」。
本作でもその効果は抜群で、
雫葉との初々しいやり取りがとにかくエロい。
特にラストのセックスシーンでは、
2人の息が合っていく様子そのものがエロティックで、
見ていて「これ以上の構図ある?」と唸ってしまいました。
ここまで「優しさ」が前面に出てるAV、正直あまり見ません。
でもこの作品は違います。
この構成は、単なる“素人ものAV”の枠を超えたドキュメンタリー的エロス。
いや、もうこれAVじゃなくて**「性の短編映画」**です。