
今回レビューするのは、八掛うみ主演のベロキスをメインに据えたAV作品。
最初に感じたのは、「あ、これはもう完全に“キスを魅せたい作品”だな」という印象。
最初のチャプターからしっかり時間をかけて唇を重ね、舌を絡めていくシーンが続きます。
フェラや挿入よりも**「唇の音」「表情の変化」にフォーカスした演出が多く、エロというよりはエモさ**に近い雰囲気すら感じました。
AVとしてはちょっと異色とも言える構成ですが、逆にそれが新鮮だったというのが率直な感想です。
この作品の一番の魅力は、間違いなく八掛うみ自身の“自然なエロさ”だと思います。
カメラ目線で煽るような演技はあまりなく、目の動きや息づかい、舌の動きなど細かい部分で魅せてくるタイプ。
特に良かったのが、長回しのキスシーンでの表情。
じっと見つめて、ゆっくり唇を重ねていく流れが「作られたエロさ」ではなく、「気持ちが乗っているように見える」んですよね。
実際、レビューでも「感情が伝わるようなキスだった」という声が多く、観ていて「確かにこれはわかるな」と思いました。
ただ、すべての人におすすめできるかというと、正直そこは分かれます。
理由はシンプルで、構成がやや単調だからです。
作品全体を通して、基本の流れは「キス → 舐め → 本番 → キス」。
もちろん、キスの描写が丁寧だからこそ成り立ってはいるんですが、シーンごとのメリハリやプレイの幅が少ない印象は否めません。
レビューの中にも「キスばかりで飽きた」「セックスが軽めだった」という意見があったんですが、自分も後半にかけては少し早送りしてしまいました。
これはもう「キス重視のAV」というコンセプト上、仕方ない部分かもしれません。
むしろ、他のAVでは観られない濃厚なキスをここまで観られる作品はかなり貴重だと思います。
演出面でもう一点良かったのは、「音」と「間」の使い方。
ベロキスってどうしても単調になりがちなんですが、この作品では舌の音がしっかり録音されていて、密着感が伝わってくる作りになっています。
また、キスとキスの“間”をしっかり取っていることで、リズムがあるんですよね。
ただひたすら絡み合うんじゃなくて、一度引いてからまた重なる。その“間”が逆にリアルなエロさを生んでいます。
カメラワークも寄りが多く、顔の表情や唇の動きが見えるように丁寧に撮られているので、キスをじっくり観たい人には嬉しい構成です。
結論として、この作品は**「キスが主役」のAV**です。
フェラやセックスの派手さではなく、唇と舌が交わる瞬間を楽しむ人向けの作品だと断言できます。
八掛うみの持つ清楚さと柔らかさ、そこにリアルなキスの描写が加わることで、感情移入しながら観られるAVに仕上がっていました。
ただ、抜き目的でテンポよく観たい人には合わないかもしれません。
しっかり腰を据えて、演出と空気感を味わいながら観る。そんなタイプの一本です。
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